第3回学習支援研究集会

終了しました

【テーマ】

小・中・高校生にひろがる学習支援

~学校段階に即した学習と支援の課題とは

 

【開催趣旨】

 新型コロナウイルスの感染拡大が地球規模で波状的に繰り返えされるなか、格差拡大が加速しています。日本でも、収入水準が低い世帯やひとり親世帯で多くの困難に直面するに留まらず、中低位の収入水準の世帯で多様な課題が広がり始めているとの指摘があります(2021年2-3月に全国規模で実施された内閣府「子供の生活状態調査の分析」報告より)。

 「子どもの貧困」対策として始まった学習等支援も、今日では制度的にも、実践的にもさまざまな蓄積と進展があり、その到達点を踏まえ、貧困の深まりに対応した新たな展開をめざす時期を迎えているのではないでしょうか。

 当研究会では、今年度、小学生・中学生・高校生と各学校段階に学習支援が広がっている現状を踏まえ、研究の視野を小・中・高の学習支援にまでひろがることで、学習支援として共通する課題とそれぞれの学校段階に固有な支援課題があることも明らかになってきました。

 そこで、学習等支援の基盤といえる子どもたちの各学校段階での「生活課題」に着目しながら、学習支援が担う課題について掘り下げてみようと、2019年、2021年につづき第3回学習支援研究集会を、下記の通り開催することにしました。

 広く子どもの学習等支援に取り組み、また関心をもたれる方々、行政や専門機関として子どもの学習支援に関わっておられる方々のご参加を得て、全国各地の実践も視野に入れながら、多角的に議論できることを願い、集会へのご参加をよびかけます。

 

【開催計画】

1)開催日程: 2022年3月21日(月・祝) 午前9時30分~午後12時30分

2)主 催: 地域における子どもの学びの支援共同研究会

3)後 援: 愛知県、名古屋市、岐阜県 (申請中)

 4)協 賛: (特非)地域と協同の研究センター、(一社)ぎふ学習支援ネットワーク(申請中)

 5)開催方法 オンライン開催(Zoomミーティング: 参加定員100名 先着順)

 6)参加費: 無 料

 7)参加申込み方法:定員100名です(先着順)。申込み〆切は3月15日(Zoom参加URLを事前に送信します)    

 8)問合せ先 子ども学び支援研究会事務局  kodomomanabi2018[at]gmail.com

 ※[at]を@に変えてください。

 

 

<プログラム> (会議室への入室は午前9時10分から)

9:30 開会あいさつ  研究会を代表して NPO法人ポトスの部屋代表 山田ちづ子

9:35 基調報告 研究会代表 南出吉祥

9:50 報告1 小学生の学習支援の現状と生活課題

     名古屋市北区・東区での小学生の学習支援の現場から 杉本美苗・本田直子

     報告2 中学生の学習支援が拓いてきたこと、ひらくべき方向

     特定非営利活動法人こどもNPO 副理事長 山田恭平

     報告3 高校生世代の学習等支援の必要性、可能性と課題

     愛知県立定時制高校教員 笹山悦子、堀 直与

11:00 休憩

11:05 総合討論 「小中高に拡がる学習支援―学校段階に即した学習と支援の課題とは

        コーディネーター 南出吉祥(岐阜大学地域科学部、研究会代表)      

  コメント 日本福祉大学学修支援コーディネーター    小島俊樹

       愛知教育大学教育科学系教育ガバナンス講座 大村 惠

  質疑・討論

12:30 閉会